【最新更新日　：　2016年07月25日月曜日 】

２０１５年の読書履歴（№４-9）

★ 評価は、私の独断と偏見でつけたもので、読んだ時点で「ん、これは良かった！」と思った本です。
　　本そのものの良し悪しとはまったく関係ありません。☆はイチ推し、◎は、おすすめの本です。

NO	了月	書籍名		著者	出版社	評価	抜き書き
39	15.04		韓国人による沈韓論	シンシアリー	扶桑社新書	◎	序章　「汝(なんじ)、己を知れ」――韓国を映し出す「鏡」「実は、桜の起源は韓国」!? ・「今」や「未来」で上に立とうとせず、誤魔化しやすい「過去」で上に立とうとします。「過去」は儒教的に「年上」の意味もあります。案の定、韓国は、ネットから地上波放送まで、桜の起源主張に頑張っています。葬られる代表花・ゲナリ（チョウセンレンギョウ）とジンダレ（ツツジ）・「日本のものを奪おうとしないで、自分のものを大事にしろよ」とか、「韓国人って、実は、韓国のモノに対して自信がないのではないか？」とか、そういうことまで考えてしまう。自国のものに自信が持てないという悲哀・韓国人は、本当は自分たちのものには自信がなく、日本のものを欲しがっているだけではないか。第一章　「反日」と酷似するセウォル号沈没事故の因果第三節　だから「反日」は完膚なきまでに侵食していく「反日思想」こそ、責任回避の最たる現れ・反日のために韓国は「反省も謝罪もしない邪悪な存在」たる日本の姿を作り出し、すべての責任を日本になすりつけました。しかし、反省し、責任を痛感すべき存在は、日本ではありません。韓国、いわば自分自身です。・韓国が認めようとしない「自分自身の気に入らない部分」。　しかし、それもすべて韓国の一部です。それらをすべて認め、時には前へ進む力に、時には止まって振り返る力に変えないかぎり、発展はありません。誇らしい韓国は生まれません。・しかし、韓国は、それが歴史だろうと、文化だろうと、場合によっては客観的事実であろうと、気に入らない部分は認めません。すべて「日本のせい」にしています。韓国を一層腐らせる邪悪な呪縛・イギリス出身の植民地研究家、アレイン・アイランド著「朝鮮［コリア］が劇的に豊かになった時代」より　【過去の時代・・・・・・強い国が弱い国を支配するのが普通だった時代において、“日本は、前の朝鮮の王朝やほかの独立国よりも、朝鮮をよく統治している” だったにもかかわらず、韓国は、すべてを日本のせいにしています。　それから歴史においても、「誇らしい大韓民国」と子どもたちに教えるに相応しくない歴史においては、すべてを「他人のせい」、とくに「日本のせい」にしています。　韓国がこの邪悪な呪縛から逃げられる方法、それは「私の責任です」と認めることです。　いろいろあったけれど、結局、もっとも重いのは自分の責任、言い換えると「韓国の力が世の流れに耐えるに及ばなかった」ことであると、認めることです。】第二章　韓国の「法」が劣悪なお飾りに過ぎない理由第一節　法的不能国家日本の法律を句読点までコピペした韓国の法律・「韓国は法がまともに機能していない社会だ」という側面です。韓国にも、法がないわけではありません。ただ、法が法として、機能できないでいます。わずか五年間で三千七百八十件の海洋事故・「法が機能していない」韓国の問題がこの事故件数に現われている。・表向きにはには「韓国は海洋大国になる」というスローガンを掲げながら、法を守らない社会。法を破ってもちゃんと処罰されない社会。その社会の中を、セウォル号は「運航」していたのです。第三章　専門家・「匠」が存在しない惨たる国第三節　「自分が信じることだけが正義」という耳を疑う独善歴史の専門家が介入することを恐れる韓国・韓国は歴史の専門家という存在が反日に介入することを、恐れているのです。第四章　「集団被害妄想」が禍々(まがまが)しい情念を醸成する第二節　「集団被害妄想国家」につける薬はない「話せばわかる」が到底通用しない国・「話せばわかる」の「わかる」ということは、知らなかったことを知る、または誤解していたことを正す（わかる）という意味です。それができないなら、「話せばわかる」は成立しません。　反日には、それが欠けています。最初から日本の「反」という結論が決まっています。両非論を認めない、すなわち両者の距離を縮める努力自体を韓国側は拒否しています。だから、反日は話し合いでは解決できないのです。第五章　峻別される「ウリ（私たち）」と「ナム（他人）」第一節　「地縁」「学縁」「血縁」という新「身分制度」事あるごとに「ウリだけ団結」・韓国人は、いつも何かの「反」を作り上げることで、一定の縄張り、自分たちの勢力圏を維持してきました。　この「反」に縋(すが)って一定の勢力を維持するために、いつからか、韓国には各集団の間に利己主義が強くなりました。初めての挨拶は「故郷はどこ？　出身校は？」・「縁故」。すなわち「地縁（同じ地域で生まれた）」とか「学縁（同じ学校出身）」とか「血縁（親戚関係）」とかが、韓国では今でも物凄い力を発揮しています。　序列を何より大事にする韓国において、新しい身分制度あるとでも言いましょうか。韓国が世界唯一の分断国家として残存する必然・韓国は分断の責任を、アメリカや朝鮮半島周辺の（なぜか日本も含めての）強大国のせいだと主張し、統一の際には日本を含めた各国が費用を負担すべきだと主張していますが、実は「外」の問題だけではなく、国民性という「内」の問題がもっと大きいのです。第二節　「慶尚道」と「全羅道」の想像を絶する「地域不和」「５１８光州（グァンジュ）民主化運動」の露骨な虐殺事件・今でも全羅道と慶尚道の間には、治りそうにない地域感情が存在しています。・これは、「ウリ」を強め、「ナム」を敵視する、典型例であると私は思っています。・「異なる」を認めず、「上下」しか認めない韓国人の国民性と相まって、ウリとナムの概念は、結局は「喧嘩」という結果になるしかないのです。第三節　優先順位は、あくまでも「人命より反日」彼らは海警の「ウリ」だった・セウォル号が沈没した翌日である二〇一四年四月十七日、事故海域の潮流がもっとも遅い「静潮」の時間帯。救助に向いている時期でもあります。海軍の最新鋭潜水要員と海難救助隊隊員十九人が潜水準備を終えて現場で待機していました。　しかし、事故海域の探索を務めていた海洋警察は、ある民間業者を優先的に潜水させるために、海軍潜水要員の現場への接近を統制しました。このため、海軍潜水要員は、現場に投入されませんでした。・海洋警察が、セウォル号の行方不明者の救助活動を担当している民間会社Ｕ社を優先的に現場で潜水させるため、海軍の最精鋭要員の投入を防いだと、国防部が発表した。・行方不明者の救助活動には、「官（海警）」、「軍（海軍）」、「民（韓国海洋救助協会）」が参加しています。・現場の統制は海警が担当しています。二〇一一年に改正された水難救護法により、海洋救助活動に民間組織を活用するための協会が設立されました。それが韓国海洋救助協会です。・海洋警察は、海洋事故が発生した場合、協会に救助に加わるように要請する。すると、協会は（協会に加入している）会員（会社）に連絡する。協会の会員でないと救助活動に参加できないという意味だ。・海警としては、協会がうまく運営されてこそ、退職警察官としての「後ろの席」を確保することができる。・海警としては、海軍を止めてでも、人命救助を後回しにすることがあっても、協会の会社を「活躍」させる必要があったわけです。彼らは海警の「ウリ」だったのです。『日本人拉致にかかわったお陰で総理になれた安倍』・二〇一四年五月三十一日の「東亜日報」　『もし安倍総理が北朝鮮から横田めぐみさんを連れてくることができれば、彼の政権は盤石となるだろう。彼はそんな夢を見ている』と。　結局は「極右」政権（韓国ではそういうことになっています）である安倍政権の支持率が上がることが嫌なだけ、ということです。・同じ日の朝鮮日報　『安倍は拉致問題を高度な政治問題と仕上げた』、　『政治に安倍がいたなら、マスコミには右翼の産経新聞があった。産経は安倍を持ち上げ、拉致を公式に認め、北朝鮮を強く非難し、「北朝鮮バッシング」に乗り出した』　『安倍と産経の拉致事件ドライブは、植民地支配と侵略戦争の「加害者」に分類された日本の国際的イメージを「被害者」に変身させる成果を得た』　やはり、それが気に入らなかっただけのようです。・韓国にも北朝鮮による拉致被害者は存在しますし、その数は日本の比ではないと言われています。でも、そんなことはどうでもいいみたいです。　「反」日が優先します。何がどうなっても日本に良いことがあるのが嫌なのです。・日本は、永遠に韓国の「ナム」です。「反」なのです。日本がどこにいようと、韓国はその「反」です。　たとえ同じ被害を受けた事案であっても、韓国は日本の「反」に存在します。韓国民の分裂を防ぐ最強の鎖・「反日」・今の韓国をバラバラにならないように結んでいる最強の鎖は、反日です。いつの時代でも、韓国は国策としてのそれらの持論に反対意見を出す人物を無差別に踏み潰してきました。今でも韓国は「反日」に逆らう意見を出す人たちを極度に恐れています。第六章　「歴史を忘れた “韓国民族” に未来はない第一節　「西海フェリー号沈没事故」（一九九三年）の教訓は皆無『セウォル号の事故のあとも、私たちは何も変わっていない』・残念だが、告白するしかない。セウォル号の事故のあとも、私たちは何も変わっていない。　規則を守るべきだと騒いでいる割には、自分で実践する人はいない。何が起こっても反省など欠片(かけら)もない・韓国社会は何か問題が発生した時、それについてのちゃんとした反省がありません。・「責任を取ろうとしない」と「謝罪しようとしない」という韓国社会の風潮とそのまま繋がっているわけです。・謝罪したら人生終わりだし、責任を取る人もいないし、そこから反省が生まれるはずがありません。その場しのぎで、あとは「誰か頑張れ」です。第二節　自国の血塗られた「虐殺の歴史」を捨て置く百十四万人死んでもタブー視された「国民保導連盟」・日本に対して、大統領から小学生まで「日本は歴史を直視せよ」、「日本は反省せよ」を叫んでいる韓国です。では、韓国こそ、自国の「過去の歴史」をちゃんと反省しているのでしょうか。・一九四九年、韓国の李承晩政府は「国民保導連盟」というものを募集していました。もともとは共産主義からの転向者やその家族を再教育するための組織でした。・一九五〇年六月二十五日、朝鮮戦争が起きてから、当時の李承晩政権は、国民保導連盟の加盟者や、思想関連で収監中の政治犯などを虐殺しました。百十四万人です。・つい最近まで、韓国はこの保導連盟事件だけでなく、ほとんどの朝鮮戦争関連の虐殺事件を「北朝鮮の蛮行だ」としていました。実は北朝鮮軍がやったもので、韓国は関係ない、とのことです。第三節　反日のためなら歴史も黙殺する「コウモリ外交」人の命よりも上に君臨するものとは何か？・韓国の歴史は、昔から今まで、いつも人の命よりも上に君臨するものがありました。　それは、権力だったり、思想だったり、チェミョン（体面、面子）だったりします。・権力は子どもたちに「勝ちか負けか」だけを教え、何でも序列をつける社会を作りました。思想は子どもたちに「自分と違う意見を許してはいけない」と教え、極端な左右葛藤の社会を作りました。チェミョンは子どもたちに「虚栄を守る」だけを教え、嘘をつく社会を作りました。・権利を持つ者には同じ分の義務があるということを、自分の考えと違う人たちが存在するという単純な事実を、恥ずかしくても嘘をついてはいけないという真の誇りを、大人たちは子どもたちに教えませんでした。第七章　韓国では「弱者」は人間にあらず第一節　日本が廃止した韓国の「姓氏」身分制度チョン・バン・ジ・チュク・マ・ゴル・ピの姓の秘密・日本は韓国の姓氏による身分制度を廃止し、ちゃんと勉強すれば出世できる制度を韓国にも持ち込みました。　その際に、ヤンバン（両班、支配階級）の姓にこの人たち（身分の低い人たち）を「統合」しました。・「創氏改名」なども、こういう観点からだと、別の側面が見え隠れします。・ヤンバンさんたちは、これが大いに不満でした。「なんで身分の低いやつらを人間扱いするのか。あんなの認めない！」、時代の流れなどまったく考えず、それが不満だったのです。・身分の低い人たちから見ると、「生まれがどうであれ、頑張って勉強すれば出世できる」という日本が持ち込んだ制度は、救世主の福音みたいなものだったでしょう。第二節　あとを絶たない「障害者人身売買事件」と「外国人労働者虐待」障害者を人身売買する「奴隷商人」・現代になってからも、韓国社会が持つ「弱者」への攻撃は止まりませんでした。もっとも代表的なのが、障害者たちを狙った人身売買事件、俗にいう「奴隷事件」です。・韓国では売春婦を雇う時に、前金を貸したりして「返せない仕組みの借金」を背負わせて「性奴隷」にするのがよくある手口です。・二〇〇七年四月二十日の各マスコミの報道によると、障害者など四百四十三人を、主に韓国の西海岸地域に売りさばいた一味が警察に捕まりました。・ホームレスや知的障害者、百人以上を島の養殖場などに売り払ったり、漁船などに強制的に乗せたり、奴隷のように働かせて賃金を絞り取ったりした六人が海警に検挙されました。ロンドン条約に加入しながら一億三千万トンのゴミを海洋に投棄・今まで国際社会は韓国の、とくに遠洋漁船の相次ぐ違法漁業に警告を送ってきました。しかし、韓国政府は韓国の遠洋漁業船舶が世界各地で起こし、措置を要求された三十四件の不法行為（二〇一三年時点）に対して、何の対応もしていません。弱者は人間として生きていけない・「異なる」を認めず、「上か、下か」があるだけ。上には上が、下には下がある。それが韓国です。弱者は、韓国では人間として生きていけません。第三節　「高校生犠牲者」と「一般人犠牲者」という差別「利用価値がない」から無視された「一般人犠牲者」・セウォル号は積荷保険に加入していなかった（！）うえに、海運会社は、この記事の数日後にさっさと破産手続きに入った（‼）ため、彼ら（一般人犠牲者の遺族）は生計手段をなくし、賠償ももらえない状態になりました。・韓国政府は、借金に苦しんでいる今の韓国人売春婦より、七十年前の慰安婦をずっと大事にしている。それは、反日に対する利用価値の差を考えてのものだ。・徹底的に被害者としての顔を貫いている慰安婦やその関係者たちが、妙に「強者」として君臨しているように見える・・・・・・韓国、慰安婦関連のニュースや新聞記事などで、そう感じられたことはありませんか？　韓国では、彼女たちの利用価値が非常に高いからです。反日のための利用価値が。韓国は、「下の者」には容赦しない第八章　果てしない「謝罪」要求は、日本を隷属するまで続く第一節　韓国にとって謝罪とは「弱者」を決める手段「戦後レジームからの脱却」が意味するもの・イギリスのＢＢＣが毎年「世界に良い影響を及ぼす国」というテーマで調べている広範囲なアンケートがありますが、日本はいつも一位～五位をマークしています。・「悪い」イメージを持っている国は、調査対象からいつも二ヵ国だけです。韓国と中国です。謝罪とは、二択から無条件で「下」を選ぶ行為・韓国でいう「謝罪」は、「自分が相手より下になること」です。　韓国社会には、上と下があるから中もあるだろうという、アナログな概念はありません。　韓国には「上」化「下」かという、デジタル的な（０か１か）概念しかありません。　謝罪は、その二択から「下」を選ぶ行為です。第二節　「自分が生きる」ために「相手を殺す」という思考回路「序列は隔離なり、謝罪は減等なり」・韓国人の序列意識は、歪みを極めています。　競争意識はそう悪いものではありません。しかし、競争の結果で生まれた序列ならともかく、最初から序列しか考えていない競争なら、それがうまくいくはずはありません。　上の人への尊敬も、下の人への配慮もありません。その結果、韓国には多くの歪みが生じてしまいました。・序列というのは、韓国社会では一種の「隔離」です。下にあるものは、上のものには逆らうことができません。なんというか、とても儒教的です。　序列が下がるというのは、死活問題です。・韓国は、スポーツの結果においても、あとで文句が多いことで有名です。負けても、なかなかそれを受け入れません。そういうのも、同じ側面から分析できるかと思います。　隔離。それは共存とは相反する概念です。・共存というのは、ほかの人、または集団と、もっと大きな集団の一部としての「一部の権利と一部の義務を共有する」という意味です。共存を一切認めないというのは、自分の責任を一切認めたくないという意見と同じです。いわば責任回避です。・韓国人は序列をもって、すなわち自分が上に立つために相手を隔離することで、「相手を殺す」のです。「自分が生きる（上に立つ）」ために。・では、相手の序列を下げるもっとも手ごろな手段はなんでしょう？　それが謝罪です。謝罪させればいいのです。万事解決です。　だから、韓国人は軽い事案に対してはそうでもありませんが、重要な案件であればあるほど、その結果に対して滅多に謝罪をしません。下手に謝罪したら、自分の責任にされてしまって、自分の序列が下がるからです。ほかの人に謝罪させて、自分は逃げきることが「賢い」ことになっています。第三節　大統領が謝罪し「聖域」と化した犠牲者家族なぜ、韓国は日本をここまで見下すのか？・反日思想というのも、片方を完全に殺す（悪とする）ことで、もう一方が生き残る（善となる）、下（悪）か上（善）かの二択パターンです。善と悪としての隔離です。・もともと、韓国と日本は一つでした。しかし、戦争で日本（＋韓国）が負けると、韓国は責任のすべてを日本側（と一部の親日派）のせいにしました。　今でも、両国間の外交関係がうまくいかないでいる現状を「すべて日本のせい」にしていますから、何も変わっていません。・なぜ韓国は日本をここまで見下すのか。　それは、日本が謝罪したからです。「謝罪してない。もっと謝罪しろ」という主張も、それをもっと確実にするためです。・民族のプライドという曖昧なこと以外に、「少なくとも併合時代のお陰で近代化ができたのは事実だ」という専門家の意見すらも、韓国では「植民地近代化論」とされ、徹底的に封じられています。・専門家の意見より、声の大きい反日が勝つのです。　韓国では、反日の声はあまりにも大きいので、ほかはまったく聞こえません。本当にそんな時代が「あったかどうか」などどうでもいいのです。根拠などどうでもいいのです。「そういうことになっているかどうか」が大事なのです。韓国では。・「人類史上最悪の植民地支配」を、韓国が日本に対して行なうこと。日本を弱者にすること、奴隷にすること。それが韓国の言う「謝罪」の究極の姿です。　その日が来るまで、韓国の「謝罪」要求は終わりません。韓国は「戦後レジームからの脱却」を永遠に認めない・「戦後レジームからの脱却」の内容と、韓国が日本に要求する「謝罪」の意味は、正反対のものである。・「日本は謝罪も賠償も済ませたという」→「謝罪したなら、日本は韓国より下だ」→「下は上に逆らってはいけない」→「日本は韓国の言うことは何でも聞かないといけない」→「なのになぜそうしない（実践しない）のか？」・・・・・・そういう展開になるわけです。「終わり」がありません。終わりがないから、「脱却」もありません。韓国は、日本の「戦後レジームからの脱却」を、永遠に認めないことでしょう。・謝罪というのは、どんな基準に合わせ、どこまでの範囲を謝罪するかは、各個人が感情的に決めようとするとキリがありません。だから公的基準となる法律に頼ります。だからこそ、法律に定められた以上のことを「謝罪しろ」と要求する権利は、だれにもありません。・それ以外は、心の問題です。心は、自分のものしか認知できません。だから、自分で変わるしかないのです。相手を直接変えようとしてはなりません。自分が変ることで相手を「感化させる」ようにしないといけません。要求や序列などで何とかなるものではありません。「反日」の歪みは必ず韓国自身に返ってくる・韓国は、長い間、「韓国は被害者」という教育を施してきました。その中でもっとも著しいのが「日本が加害者、韓国が被害者」という理屈です。・「日本を悪にすることで韓国が善になる」「韓国は善だから、悪の日本には、やりたい放題できる」という韓国特有の両極端な考え方と相まって、「被害者」という言葉に妙な権力を与えてしまったのではないか。「反日」は憎しみです。「憎む」ことを「愛国」と同格として子どもたちに教えてきたこの歪みは、必ず韓国自分自身に返ってくることでしょう。終章　それでも私が韓国という「船」に残るのはなぜか韓国は沈むのか？――韓国と私が共に背負う業・セウォル号の問題と韓国の反日思想が根本的に同じものの表出であるなら、それらの問題によってセウォル号が「沈むべくして」沈んだように、韓国もまた、反日という問題によって、「沈むべくして」沈んでいくのでしょうか。礼儀を失った人間が、社会で沈んでいくように。・それとも、もう沈んでいるところなのに、「動かないで（船内で待機して）ください」という案内放送に騙され、私たちは事態の深刻さに気づいていないだけなのでしょうか。私はまだ脱出していません。脱出する理由もありません。韓国という船に乗っているのです。・慰安婦問題や東海併記（日本海という表記は帝国主義の産物だとし、日本海と東海の併記、または、東海単独表記を主張している韓国の国家的キャンペーン）などの問題をアメリカに持ち込んで「反日」だけを貫く在米韓国人たちの話、在米日本人の子どもたちが、「悪いやつらめ」と、イジメにあっているという話もあり、非常に気になる事案です。・在米韓国人たちの武器は「票」です。同じ選挙区に集まっているから、無視できない「票田」になっているわけです。彼らの話をしながら、私は「同化していない構成員に選挙権を与えるのは、民主主義を破壊する行為である」と、書きました。・反日を貫く在米韓国人たちは、いつの時代よりも日米同盟の強化が必要なこの時に、日本への憎しみのためにアメリカの民主主義を利用しています。アメリカから恩を感じ取っているなら、とてもできる事ではありません。彼らは、アメリカに同化していないのです。・「同化」とは何でしょうか。「外」という側面での「法」的な定義ももちろん大事ですが、「内」という側面での「恩」の概念も大事です。自分が存在しているその社会から、恩を感じているかどうかです。受けた恩を感じることで、恩を返すことを考えるようにならないといけないのです。