【最新更新日　：　2017年05月12日 金曜日 】

２０１７年の読書履歴（2017-41）

★ 評価は、私の独断と偏見でつけたもので、読んだ時点で「ん、これは良かった！」と思った本です。 　　本そのものの良し悪しとはまったく関係ありません。☆はイチ推し、◎は、おすすめの本です。

№	了月	書 籍 名		著 者	出 版 社	評価	コメント＆抜き書きへのリンク
41	17/04		悪韓論	室谷克実	新潮新書	◎	はじめに ・ブランド志向と夢想の底流で脈打つものは、韓民族優越思想だ。そして、これと表裏一体をなすのが他民族に対する差別意識である。 ・韓国人は現に、外国人とくに有色人種に対して、凄まじいばかりの差別意識を持ち、差別行動をしている。 ・差別は外部にのみ向けられているわけではない。在日韓国人・脱北者に対する差別も凄いが、韓国人同士の間でも明確な差別がある。異様なまでの学歴崇拝と、職業に対する病的な貴賤意識が一体となって作り出している差別だ。 序章　李王朝の昔から続く宿痾 「君子不器」の精神で世は回る ・儒教が最高価値だから、その経典を読める両班が支配層になるのは当然だ――こういう統治イデオロギーが浸透していく過程で、両班とは身の回りのことも含め、一切の力仕事をしない存在になっていく。 ・官職に就くためには科挙に合格しなければならない。それで両班家の男子は、幼い頃から勉学に励んだ。といっても、その勉学とは漢字を習得し、儒教の古典を読むことであり、実学ではなかった。 ・半島の大きな過ちは、君子とは一国に限られた数だろうに、両班がみんな君子を決め込んでしまったことだ。 ・偉い人は机に向かい書を読み考える。時に田畑に出たら、大所高所から指導する。汗と泥に塗(まみ)れる仕事は下人がする。それが世の正しい姿となったのだ。 ・北朝鮮の指導者の写真を見ると、側近が取り巻く中で、遠くを指さして何か語っている場面が頻繁に出てくる。あれこそ朝鮮半島の両班の伝統的な姿だと思う。 ・儒教を知る人間が、儒教を武器に支配層として君臨し、権力を揮う。そうした意味で、朝鮮半島が「儒教徒が支配する国」だったことは間違いない。 ・そこでは、数少ない官職をめぐる人事対立が、儒教の古典解釈をめぐる礼学論争の形になって絶えず展開された。が、儒教が説く「徳」や「仁」の政など欠片(かけら)もなかった。 ・偉い人は机に向かい、汗と泥に塗れる仕事は下人が・・・・・・という李王朝の身分制度は、日本の融通の利かない官吏により破壊された。 ・ところが、日本統治の終了とともに、それは法であったかのように復活し、今日の韓国社会に「当たり前のこと」として引き継がれている。韓国社会の宿痾(しゆくあ)だ。 第一章　韓国コンプレックスに陥ることなかれ 法定最低賃金を守らなくても処罰されない国 ・二〇〇八～一〇年に雇用省は三万五千十五件の最低賃金違反を摘発したが、処罰されたのは十七件だった。 第二章　格差王国の身分制度 一社に社長が十六人!? ・韓国の左翼とは、どこまでも「親北派」だ。時に「労働者の味方」の顔をつくっても、その本質はマルクス主義者とは似ても似つかぬ「王党派」「王朝主義者」だ。 ・北朝鮮の支配体制は、李王朝と基本的に同じと言えよう。王家は金氏、党員は両班であり、収容所にいる人々は白丁ではないか。 ・韓国財閥の会長（オーナー）絶対主義支配体制も李王朝によく似ている。 第五章　長時間労働大国の怠慢 怖いからＫＴＸ乗車はご遠慮致します ・日本には、モノづくりに関する様々なノウハウと基礎知識があった。何よりもものづくりに打ち込む精神、打ち込める文化的な環境があった。 ・半島には、物づくりをする人間を蔑視し、生産現場を卑しむ文化があった。それが今も続いている。 ・異様なまでの学歴崇拝と、職種に対する強烈な貴賤意識が形づくる現代韓国の事実上の身分制度は、それ自体が「差別の文化」と言える。 ・額に汗する仕事そのものを蔑視し、そうした仕事をする人を露骨に軽蔑し、そして、そうした仕事に携わる人自身も、自分の職業に何らの誇りも持っていない――。 ・これが、朝鮮半島の歴史が作り上げた産業文化の底流だ。彼らが作る半製品、部品が精度に欠けるのは、当然の帰結なのだ。 第七章　詐欺大国の上に訴訟大国 「謝罪させたい」という欲望 ・日常生活のレベルでは、言い訳のための嘘がやたらに多い。これは「自分の非は絶対に認めたくない」「絶対に謝りたくない」という頑迷なコリアン・マインドの表れだ。 ・言葉を換えれば「体面絶対文化」だ。やはり«外華»の重視に繋がることだ。 ・そして、「体面絶対文化」の裏側には、「相手には非を認めさせたい」「相手には謝らせたい」という欲望が渦巻いている。 ・反日日本人に焚き付けられて「強制連行されて・・・・・・」と嘘を言い、いつしか「慰安婦ではなく、性奴隷だった。その数は二十万人」と嘘の上に嘘を塗りたくる。 ・「海外進出型売春大国」として世界中に害悪を流し続けている。その現実には素知らぬ顔でいながら、「日本は謝罪しろ」を繰り返す。 ・韓国の職場では、上司やライバルを追い落とすため、周囲に讒言(ざんげん)して回るのは日常的なことだ。 ・韓国とは世界屈指の「飲酒大国」だ。 ・世界保健機構（WHO）の統計によると、韓国人の飲酒量は世界十三位でアジア一位（上位十二ヵ国はいずれも東欧圏）だが、度数の高い酒に限って見ると、韓国が消費量世界一位であり、中央日報（12・8・6）が報じるところでは「韓国男性の飲酒者四三％が毎週暴飲　世界平均の三倍」という。 ・「二〇一〇年基準で韓国の人口十万人当たりの暴力発生件数は六百九・二件で、米国の二百五十二・三件の二倍、日本の五十・四件の十二倍以上多い」（中央日報12・7・12） 第十一章　韓国型生活様式が内包する売買春天国 ソウル特派員はなぜ送稿しなかった ・俗に言う「従軍慰安婦」が、戦時の商業売春婦だったことは明らかだ。 ・しかし、韓国側は戦後四十年近く経ったあたりから「強制連行された慰安婦」であるとし、その補償を要求し続けている。 ・二〇一〇年代に入ると、「奴隷」という言葉に弱い米国を意識して、「慰安婦ではなく、実は性奴隷だった」と、嘘の上塗りを始めた。 ・そうした中で「朝鮮日報」が一二年六月中旬、海外に大規模進出している韓国売春産業に関する大特集記事を掲載した。 ・韓国の最有力紙が「性産業輸出大国・韓国の恥ずかしい現実」という大見出しの特集を組んだこと自体、隣国の人間は知っておくべきだ。 ・全斗煥政権（一九八〇～八八年）の時代に日本の対韓報道で大きな問題だったのは、情報当局による圧力よりも、ひ弱な日本人特派員が勝手に設ける "自己規制" の方だった。 傷痕だらけの「性史」が今も続く ・朝鮮半島には古来、「献女」の歴史がある。 終章　「大国」「強国」だらけのウリナラ ついに「グレート・コリア」の主張が出た ・最近は「グリーン強国」とも称しているが、実態は全く違う。 ・二一世紀になっても続いている「産業廃棄物の海洋投棄大国」（一部に人糞を含むとされる）であり、浮遊粒子状物質平均濃度が東京の三倍近く、単位ＧＤＰ当たりのＣＯ２排出量は日本の二・八倍だ。