【最新更新日　：　2025年09月21日 日曜日 】

２０２５年の読書履歴


★ 評価は、私の独断と偏見でつけたもので、読んだ時点で「ん、これは良かった！」と思った本です。
　　本そのものの良し悪しとはまったく関係ありません。☆はイチ推し、◎は、おすすめの本です。
№ 了月 書 籍 名  著 者 出版社 評価 コメント＆抜き書き
21 25.09 街場の中国論 内田　樹 ミシマ社 ◎ ●読み物として面白い。
●日本人の感覚で中国人を評価しては間違う。

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20 25.09 日本滞在記（中） ハリス 岩波文庫 ◎ ●外国人の目から見た江戸時代の日本の様相が興味深い。
●日本は遅れていたのではなく、優れた精神性を持っていた。
●ハリスは世界を回り見て、日本人を絶賛している。

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19 25.08 昭和動乱の真相 安倍源基 中公文庫 ◎ ●当時、内務大臣など要職を歴任した氏の証言は、偏りがなく素直に読めた。
●昭和史を振り返る時、自虐史観でとらえたり、他の考えを一切排して、戦勝国論理で日本を全否定するのは、真実を見誤る。

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18 25.08 『ザ・レイプ・オブ・南京』の研究
　中国における「情報戦」の手口と戦略		 東中野修道
藤岡信勝		 祥伝社 ◎ ●日本は第二次大戦で、武力戦だけではなく情報戦にも負けた。
●戦後も、東京裁判を通じて日本を全否定されたことが、今だに日本人のトラウマになっている。
●南京事件も、事実はあまり関係なく、戦勝国の主張は全て「正」とされて喧伝され、日本はそれに強く反論しなかった。

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17 25.08 日本人の法意識 川島武宜 岩波新書 ◎ ●少し難しかったが、明治維新の近代化で、西洋の法意識を日本に取り入れるのに大変苦労しようだ。
●日本人は何でも訴訟で白黒つける考え方になじんでいない。
●現代でも、契約書には「本契約に定めのない項目は相互に誠意をもって協議する」と書いてある。
●『和』の精神が法意識にも表れており、弁護士の少なさにそれが表われている。

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16 25.07 日本滞在記（上） ハリス 岩波文庫 ◎ ●日本に着く前までの記録。

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15 25.07 サッチャー時代のイギリス
　―その政治、経済、教育		 森嶋通夫 岩波新書 ◎ ●サッチャーが反体制派と闘ってきた歴史は凄い。

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14 25.06 続 イギリスと日本
　―その国民性と社会―		 森嶋通夫 岩波新書 ◎ ●前冊と合わせて、同じ島国でありながらこうも違うのかと驚く。
●日本はまだまだ学ぶべきことが多い。

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13 25.05 反省
　私たちはなぜ失敗したのか？		 鈴木宗男
佐藤　優		 アスコム ◎ ●外務省の高級官僚と検察が組んだ時の怖さを知る。
●記者クラブの記者は、完全に検察や官僚に牛耳られている。彼らの思いどおりに記事を国民に流してくれる。

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12 25.05 イギリスと日本 森嶋通夫 岩波新書 ◎ ●同じ島国でこれだけ精神文化が違うのかと驚く。

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11 25.04 肉食の思想
　ヨーロッパ精神の再発見
 鯖田豊之 中公新書 ◎ ●食文化の違いが思想の違いを生んだとの分析は面白い。

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10 25.04 毛沢東の朝鮮戦争
　中国が鴨緑江を渡るまで		 朱健栄 岩波現代文庫 ◎ ●毛沢東は、アメリカが大陸に進攻してくることを怖れていたようだ。
●朝鮮半島が民主化されれば、大陸も危なくなるとの危機感があった。

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9 25.04 "板門店の壁"は崩れるか 黒田勝弘 講談社 ◎ ●氏の分析・評論は、現場経験の知識も踏まえ、冷静で偏らない論評。

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8 25.04 人間失格　グッド・バイ他 太宰　治 岩波文庫 ◎ ●文章の中に、自分に相通じる考え方が出て来る部分には共感するが、精神的にネガティブで気が重くなる感じ。
●文学作品として、全体を理解するのは難しい。

【三好行雄の解説より】
・『人間失格』は太宰治が生涯の最後に試みた、作家として自立するまでの半生の自己戯画化であった、
7 25.04 鎖国の思想
　ケンペルの世界史的使命		 小堀桂一郎 中公新書 ☆ ●戦後の歴史教育は完全に間違っていた。江戸時代は西洋文明の科学技術こそ入らなかったものの、明治維新後の急速な近代化の素地は江戸鎖国時代に熟成されていたのだ。
●鎖国は外国による植民地化を防ぎ、経済戦争に巻き込まれぬ、独立国家を維持するための知恵だった。

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6 25.04 夜明け前　第二部（下） 島崎藤村 新潮文庫 ◎ ●幕末・明治の話は、司馬遼太郎から多くの勉強をしたが、新しい視点からの時代表現が見られた。
●幕末の時代風景がリアルに表現されていて面白かった。

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5 25.03 日韓古代史の謎 ［シンポジウム］ 朝日新聞社 ◎ ●日韓の歴史観の言い合いではなく、発掘資料と歴史書の組み合わせで冷静に分析されているところが良かった。
●日本の歴史はやはり、大陸文化が朝鮮半島を経由して入って来、それを日本人が昇華吸収して発展させていったことが分かる。

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4 25.03 誰か祖国を思わざる 西村　眞悟 クレスト社 ◎ ●彼のようなストレートな物言いの政治家がいなくなった。
●中韓と結託した旧左翼と、メディアの偏向報道が多様な議論を阻害してしまった。

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3 25.02 「論語」を読む 加地　伸行 講談社現代新書 ◎ ●「論語」を理解するには、孔子の時代の政治・経済・社会の状況、生活、文化、家族制度等々、現代の日本とは全く違うことを前提に読まないと分らない。
●今にも通じる普遍的な部分もあるので、語り継がれているようだ。

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2 25.01 古代日本と朝鮮・中国 直木孝次郎 講談社学術文庫 ◎ ●中国大陸→朝鮮半島→日本 への古代文化の流れが分り面白い。
●朝鮮発だけのスパンで日本の古代史を見ると、歴史が歪んでしまう。

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25.01		 「天安門」十年の夢  譚　璐美 新潮社 ◎ ●やや情緒的。
●以前読んだ「天安門文書」は生々しいノンフィクションだった。

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